読んで、すぐに役立つ、販促テクニック
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販促の“反則技”50
お金をかけずに、アイデアと知恵で集客や
売上げを伸ばしていくための50のアイデア
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石巻の友人経営者から、『やっと国の復興交付金が決まって、これから津波で流された店の代替地の契約と建築を進められる』という話や、石巻漁港の復興は来年3月までかかると地元紙で見ると、関係者のみなさんは、それまでどうやって暮らしていくのだろう?と複雑な気持ちになりました。
販促の反則技 エピソード20
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『小さいことは、いいことだ〜!』
〜大きくできないから、小さくしてみる〜
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前回は『コトバで売る、言葉で伝える!』と題して、POPひとつで大きく売り上げが変わる話やビレッジバンガードのユニークなPOPなどの話をしました。今回は同じ売り方でも、小さくしたことでマーケットが新しくできたり、売上げが変化したお話をしましょう。
●『時代が、小ささを求めている』
昭和40年代に、音楽家の山本直純氏が『大きいことは、いいことだ〜』というキャッチフレーズで歌うチョコレートのTVコマーシャルがありました。その頃は、高度成長時代で、インフレが続き、給料もどんどん上がって当たり前の時代で、重厚長大が成長のキーワードとなる時代でした。しかし、失われた10年(20年)の時代を経て、今は給料も上がらない代わりにデフレでモノの値段も上がらず、企業業績にも大きな影響を及ぼしている軽薄短小の時代になってしまっています。しかし、本当に売れないのでしょうか?大都市圏のマンションは今でも好調と聞きますし、トヨタのアクアというハイブリットカーも納車まで半年以上待たされているのも事実です。
その中で最近、イオンやマルエツが50坪前後の小型食品スーパーの出店を加速しています。郊外型の大型店舗の1/6〜1/4の大きさで、営業時間も、ターゲットになるパート・サラリーマン・OLを考え、早朝から深夜までとし、コンビニとの競合も視野に入れているそうです。コンビニとの違いは、生鮮食品を主体にした品揃えと、サイズを小さくして単身者や高齢者をターゲットにしていることで差別化を図っているようです。特に山手線内側と沿線を中心に出店していますが、その理由として都心の不動産価格に対し、大型店の出店コストが合わないこと、コンビニ・銀行・ドラッグストアなどの居抜き物件が多いこと、そして東京23区では1996年以降13年間人口が増え続けているのに、都心には高級スーパーぐらいしかないことなどを上げています。品揃えは1/4に小さくしても、働く人や高齢者・単身者のニーズはしっかり捉え、市場を創り、支持を得て今後も出店を加速させるそうです。
●小さいお菓子が、年齢に関係なく売れる。
最近、コンビニやスーパーで小さくしたお菓子シリーズを良く見かけますが、その先駆けとなったのが、菓子メーカーのブルボンの『プチシリーズ』です。
もともとあった商品を小さくしてまで開発した理由は、『コンビニにお昼ご飯を買いにくるOLたち』をターゲットにして始まったそうです。それまでも小さなお菓子は存在していましたが、通常サイズ商品を小さくしてシリーズ化したのは、ブルボンが先駆けで、今のこのプチ市場を確立したのは間違いないと思います。
しかし、ただ小さくしたから売れたのではなく、そこには緻密なマーケティングがありました。コンビニで昼ご飯に使うOLたちの予算が500円以内というデータから、弁当+デザートで予算に収まり、食後に一口甘いものを食べたいというニーズも考慮し、80円で食べきりサイズというコンセプトでシリーズ化しました。
他にも女性の『いろいろな味を少しずつ食べたい』というニーズを捉え、3種類からスタートし、その後“個食化”や“お菓子を持ち歩く”という従来の食シーンになかったカテゴリーを創造してきたのです。女性のハンドバックに難なく入る大きさと持っていても可愛らしいイメージのパッケージデザイン、そしてひとりで食べても余らない食べきりサイズを重視した結果、ヒット商品になった訳です。
現在も、24種の『プチシリーズ』は、税別80円、100g以下というコンセプトで販売されていますが、その中での差別化として“ちょっと贅沢”をコンセプトにした『プチプラスシリーズ』が税別95円で3種登場したこともシリーズの売上げに貢献しているようです。
さらに、この『プチシリーズ』は、クッキー、ビスケット、せんべい、チョコレートと
幅広いジャンルのアイテムを広げていった結果、当初のターゲットにとどまらず、今では20代男女を中心に子供から年配の方までの幅広い支持を得るに至ったこともヒット商品になった理由に上げられます。そのほか、ダイエットやカロリーコントロールが必要な方にとって、ほとんどが300カロリー以下ということでカロリー計算しやすく、病人や子供にも最適なおやつとなり、甘いものでも食べられるベストなお菓子となっていることも見逃せない理由になっているようです。こうしてみると、サイズを小さくすることで市場が変わる、ターゲットが変わるということにつながることがあると思います。
みなさんの商品は、サイズを変えたら、どうなるでしょうか?
【今日の確認20】
自社の商品・サービスを小さくしたら、どうなりますか?また、小さくすることで別な価値が生まれてきませんか?
〜小さく考え、大きく動かす〜
販促&広告アドバイザー
小野寺豊